医療者向け– tag –
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動画解説
「上を見られない」と「下を見られない」は同じじゃない – 垂直注視を Andrew Lee 先生の動画で整理
「上が見えない」と「下が見えない」は、解剖的には異なる重みを持つ所見です。上方注視麻痺は後交連を含む中脳背側病変で起こりやすい一方、選択的な下方サッカード麻痺は両側riMLF病変を強く示唆します。ただし、片側の視床中脳病変でも上下両方向の障害... -
動画解説
内転障害を INO か動眼神経麻痺かで止めない – 3つの分かれ目を Andrew Lee 先生の動画で整理
「内転障害があります」で診察を終えてしまうと、核間性眼筋麻痺(internuclear ophthalmoplegia, INO)と部分的な動眼神経麻痺を取り違える危険が残ります。両者は「眼が内に寄らない」という同じ顔をして外来に来るのに、病変部位は橋〜中脳と動眼神経で... -
解剖・経路
小児の視神経低形成(ONH)- 小さい乳頭から脳と下垂体を考える
「乳頭が小さい」という所見は、単なる個体差で済ませてはいけないことがあります。視神経低形成(optic nerve hypoplasia, ONH)は代表的な乳頭先天異常で、その背後に脳形成異常や下垂体機能不全を伴うことがあります。とくに未診断・未治療の中枢性副腎... -
論文紹介
若年CRAOの原因検索は『動脈硬化だけ』で終わらせない – NISデータが示す関連疾患の地図 Uppuluri 2021
若年のCRAO(central retinal artery occlusion)に遭遇すると、眼底の所見は“典型”でも、原因検索の入口で迷います。高齢と同じ動脈硬化ルートで走り切っていいのか、それとも別レーンを同時に走るべきなのか。 この論文を紹介する理由 Uppuluri 2021は、... -
論文紹介
「視神経炎」の前に感染性視神経症を疑う – 病型×随伴所見で検査と治療を組み立てる Kahloun 2015
非典型の視神経炎(ON: optic neuritis)らしい所見に遭遇したとき、見逃したくない原因の一つが感染です。ただし、感染に関連する視神経障害には、病原体が眼・視神経や周辺組織で活動している病態と、感染を契機とした免疫介在性の病態があります。両者... -
論文紹介
結核性視神経症はどう現れるか – 49例集積では乳頭炎が最多、ブドウ膜炎合併が高頻度 Davis 2012
「視神経乳頭が腫れている、原因がはっきりしない」場面で、結核を鑑別に置けるかどうかは、その後の検査導線と治療判断を大きく変えます。Davis 2012 は9か国13施設から集めた49例62眼の結核性視神経症を一括解析した、稀少疾患では最大級の症例集積です... -
論文紹介
視神経炎に見える、けど何か違う – サルコイド視神経症の臨床像と治療を Kidd 2016 から
亜急性に視力と色覚が落ちて、痛みは軽く、MRIで視神経が造影される。これだけ揃うと「視神経炎」と判断したくなりますが、鑑別にはサルコイドーシスも入ります。Kidd 2016は、サルコイド視神経症がdemyelinating optic neuritis(ON)と似て見えること、... -
解剖・経路
瞳孔反応に影響する薬剤 – 散瞳・縮瞳・薬剤性不同瞳孔をどう読むか
正常瞳孔反応を見ようとしているのに、薬剤の影響を除いて考えないと、所見の解釈は簡単にずれます。散瞳薬の直後なら分かりやすいのですが、実際にはスコポラミン貼付薬、ネブライザーの漏れ、点眼薬の左右差、オピオイド、抗コリン作用をもつ内服薬など... -
解剖・経路
加齢で瞳孔反応はどう変わるか – 老人性縮瞳と対光反射の読み方
高齢者の瞳孔を見たとき、「小さい」「反応が少し鈍い」「暗くしても思ったほど開かない」と感じることがあります。これをすぐ病的縮瞳や薬剤性、Horner症候群と決めると、読み方を誤ります。加齢そのものが、瞳孔径、反応振幅、速度、暗所再散瞳を変える... -
論文紹介
片側を上げると反対が落ちる – Enhanced ptosis(Curtain sign)が眼筋型MGを疑う手がかりになる(neurosigns短尺動画)
眼瞼下垂が「ある/ない」だけだと、腱膜性・神経原性・交感神経障害・神経筋接合部障害が混ざってしまいます。短尺ですが、この動画は片側を持ち上げたときに対側の下垂が前面に出る所見、つまり Hering の法則を利用して“隠れた両側性”を拾う入口を見せて...